病名:高血圧性脳内出血(左視床出血)
症状:失語症、右片麻痺

運動障害:筋肉が重く突っ張った感じ痙縮(けいしゅく)。
入院当初は全く動けなかったが、二週間ぐらいして起きられるようになった。退院日が決まった4日前ばかり前からリハビリを始め、転院先では退院まで毎日2時間続けた。回診などで時間が取れない中、時間を作って頂いたのが心に残っている。
リハビリで回復できるのは70%らしい。初期では、あれよあれよと動きが良くなるが、発症後3ヶ月経つと目立った改善はない。
 発症半年後 
杖なしでは歩けるが、正しく力を入れたり抜いたりできていないので正しい歩きができていない
 発症一年後 
右足の着地~蹴りまでの体重の移動の一連の動きがスムーズにできるようにリハビリしている

感覚障害:しびれや鈍さが残る。 運動をつかさどる神経とほぼ同じ経路にあるため同時に起こりやすい。
 発症半年後 
今も右脚の足や右手の腕と手のひらに残っている
 発症一年後 
半年後より軽減されているが依然として残っている。数値化できないが改善している

言語障害:口の周囲や口の中がマヒしてスムーズに話せなくなる。舌がもつれてろれつが回らないことが多い。興奮すると声の大きさを調整できないこともあった。発症から6ヶ月経った勤務先への挨拶や8ヶ月過ぎた頃に自己紹介で自分の名前が上手く言えなかった。
 発症半年後 
自分で音読してもスムーズに言えないのはこの辺りの影響によるものか分からないが、音読を続けていくにつれすらすら言えるようになってきている。しかし、緊張すると影響がでる。
 発症一年後 
半年後より軽減されているが依然として残っている。数値化できないが改善している

嚥下障害:食べ物や飲み物をうまく飲み込めない。これは、11月に入ったころに治るまではとろみを付けて飲食した。

排尿障害:尿意を感じない、失禁、頻尿、尿が出ないなど起こった。発症から2ヶ月は介護パンツを着用し排尿は昼夜問わず定期的、さらに自己導入をしていた。この導入が苦痛で、解消したときはどんなに嬉しかったことか。看護師さんの対応がそれを物語っていた。